不労所得の作り方:FX編
今回はFXを使った不労所得の作り方について具体的にお話していきたいと思います。
FXで不労所得とはよく聞く話ではありますが、トレードを自分ですすめてしまうと、不労所得にはなりませんので、今回は不労所得になり得るFXの仕組みについてお伝えしていきます。
FXに詳しい方でも聞いたこともないような話が出てくるかもしれませんので、ぜひご覧ください。
特に、FX分野で不労所得を得ようと思った場合かなりシビアにチェックしていかなければ、大きな損失になったり、お金を持っていかれるという詐欺にあったりしますので、FXの不労所得に興味がある方はこの記事を必ずご覧ください。
まず、FXで運用を自分で行わず、不労所得としてすすめる場合、種類としては以下のようなものがあります。
FXの自動売買
FXのダイレクトファンド
FXのPAMM運用
FXのMAM運用
大まかに分けてこの4つになります。
一つずつ触れていきたいと思います。
FXの自動売買
これはFXをやりはじめた方であれば一度は効いたことがある。もしくは、一度は資金を運用したことがあるという方が多いと思います。FXには自動売買と言ってプログラムに任せて、自動で売り買いを行うというシステムを組むことが出来ます。
「プログラムが自動で売り買いしてくれるなんて最高じゃないか。」
FXを知って間もないときこのような仕組みを知ると多くの方がこのように感じます。
実際、僕も最初は自動売買に魅力を感じてたくさん買いあさりました笑
しかしながら、ここには大きな落とし穴があり、安易な考えで自動売買に手を出すことはおすすめしません。僕はFXの自動売買は100個以上は見てきておりますが、3年以上続けて利益を出し続けている自動売買は1つしか知りません。
100個以上見てきてたった1つです。それぐらいの確立でしか良い自動売買というものに出会いません。
しかも利益を出し続けている自動売買はサーバのスピードが重視されるためサーバ維持費がかかり、価格がめちゃくちゃ高いです。ネットで売られているような数万円~数十万円程度の自動売買ではなかなか利益を出し続けることが出来ません。
その理由として、FXのロジックや勝つための手法というのは、ある一定の相場の条件でしか通用しないからです。ロジックや手法というのは過去の相場を元に作られているため、2-3ヶ月はその自動売買で稼げたとしても、相場の状況が大きく変わると急に損失が出始めて使えなくなります。
上昇相場に強いロジックはレンジに弱かったりします。自動売買ではこのあたりを考えることが出来ないため通用しなくなるのです。
要は、一つのロジックでずっと勝ち続けることは難しいということです。僕が知っている中でずっと勝ち続けている自動売買というのは、サーバが強く取引スピードが速い自動売買です。
FXの業者とインターバンク市場の隙間を狙った自動売買であり、売買スピードによって利益を獲得していくものです。勝てる自動売買システムとの違いはこういったところにあります。
ただ、現状の自動売買で勝ち続けることは厳しいですが、今後の話で言えば、AIが発展していくため、数百個のロジックの中から過去の膨大なデータで現在どんなロジックが有効かを選べるようになれば、勝てる自動売買が出てくる可能性もあります。
実際に大手は金融市場のAI開発に膨大な投資をしはじめていますし、今後個人で使えるAIを使った優秀な自動売買が出てくれば楽しみですね。
FXのダイレクトファンド
FXで不労所得を作る方法のひとつとして、ダイレクトファンドという仕組みがあります。これは単純に言えば、中小企業が私募で募集するFXのファンドです。
ある日突然知り合いからFXのファンドスキームの話を持ってこられたら注意してください。その知り合いが騙すつもりがなくても、大元が詐欺スキームだったり、穴があるスキームである可能性は非常に高いです。
このダイレクトファンドというのはかなり詐欺スキームで利用されることが多く、たいていの場合1-3年以内に持ち逃げにあったり、途中まで調子が良かったのにいきなり1日で大きな損失が出るということがよく発生します。すべてのダイレクトファンドが詐欺とは言いませんが、FXのファンドが詐欺スキームに使われることはよく起こるのです。
過去の私募ファンドで言えば、破たんした「タミキュラ」「リミットインベステージ」などがこれにあたりますが、どちらも僕のところに話が来ていました。
もちろんお金は出していませんが、多くの方が資金をだしており、その合計金額も100億円近くととんでもない額でした。
それぐらい多くの人が騙されやすいスキームなんですね。と言うのも、話を持ってくる人はその時点で儲かっているので、すごく熱を入れて紹介してきます。履歴などもしっかり勝っていて毎月配当がしっかり入っていると・・・。
しかし、半年、一年と時が経つとある時突然配当が止まります。
ファンドはブラックボックスと言って中身が見えないため、なぜ配当が止まっているのか、メンテナンスなのか破たんしそうなのか、何もわからなくなります。危ないと思って出金依頼をかけても一向に出金されず、そのまま本体が破たんしてお金が戻ってこない・・・。
というのがこのダイレクトファンドではよく起こります。
ダイレクトファンドは確かに不労所得を得ることが出来るスキームですが、ブラックボックスのため、どうあがいても持ち逃げリスクが伴います。本当に持ち逃げせず、しっかりと運用されているファンドなのか?このあたりを普通の方が見抜くことはほぼ出来ないと思います。
投資では、わからないことがある透明性が低いスキームは手を出さないほうが良いです。なので、不労所得を得るスキームではあるが、本物を見抜くことが難しいのがダイレクトファンドであると知っておいてください。
FXのPAMM運用
FXのPAMM運用というのはかなり詳しい方でないと知らないかもしれません。
PAMMとういのはユーザーのFX口座をトレーダーが一括運用するスキームのことです。マネージドアカウントと呼ばれ、日本ではサービス提供が禁止されており、海外の証券会社でしか利用することが出来ません。
投資家側は運用をトレーダーに任せ、利回りを出したトレーダーに成功報酬や手数料を支払うという形です。投資家側からすれば利回りさえ出れば完全に不労所得となり、とても良いスキームであるように見えます。
ただ、実はここにも落とし穴があります。PAMMというのはさまざまなスキームがあり、確定した履歴だけが見れるが、含み損が見えないスキーム、証券会社と運用側が結託し、いつか資金を持っていくことを前提に作られているスキーム。など注意する点はたくさんあります。
この証券会社と運用側が結託するととんでもなく見抜くのが難しくなります。2016年には、優秀な自動売買ソフトを使って自分の口座でPAMMで運用するから安全と言っていたスキームがたった1日で破たんしました。(表向き破たんと言っているが、それまでコツコツと利益を出していた大きな資金が1日でいきなり吹っ飛ぶなんてありえないですよね。)
これはおそらく最初から証券会社と組み、あたかも運用で負けたような履歴を証券会社から出して、運用側が持ち逃げしたというスキームです。
また、これ以外にも注意すべき点として、スプレッドが高い証券会社を使ったPAMMスキームは避けるべきです。運用側と証券会社が手数料で儲かるだけで本当に投資家の利益を出そうと考えていない場合が多いです。
ですので、証券会社、トレーダー、手数料、透明性などがクリアされているPAMMスキーム以外は手を出さないほうが良いです。逆に上記の条件がクリアされているものであれば、単純に運用のフェアな勝負が出来ますので、トレーダーの腕が高ければ、不労所得を作ることが出来ます。
FXのMAM運用
これは知っている方がほとんどいないのではないでしょうか?運用側にとっては最も不利なスキームのため、誠実な自身がある運用者しかこのスキームを作りません。
これは何かというと、投資家は自分の口座でトレーダーが注文データだけを飛ばすスキームであるという点は、PAMMと似たスキームです。
ただ、大きな違いとしては、トレーダーの取引履歴を投資家側がリアルタイムで見ることが出来、いつでも運用をストップ出来る最も透明性が高いスキームです。
このスキームに関して、重要なチェックポイントはトレーダーの実力、証券会社の信頼性、スプレッドの広さ、トレーダーの運用方法です。自分の口座で運用できるため、持ち逃げはありません。
また、リアルタイムで運用履歴が見れるため、大きなドローダウンがあっても全額が吹っ飛ぶということを避けることが出来、フェアな取引が出来ます。
ただ、証券会社がそもそも詐欺スキームだったり、トレーダーの実力がしょぼいとただ、負けるだけのスキームになります。
このあたりがクリア出来れば、投資家にとっては最も信頼度の高い不労所得になります。
FXで不労所得を作るためのチェックポイント
ここまでご覧いただければFXで不労所得を作ることがいかに難しいかをご理解いただけたと思います。ただ、見つけることが出来れば比較的少額から作ることが出来る最高にパフォーマンスが良いスキームとも言えます。
そこで、今後FXで不労所得を作りたいと思ったときに、このチェックポイントを乗り越えれば、本物かもしれない。という項目をお伝えしておきます。
逆に言えば、このチェックポイントを超えることが出来なければ、資金を減らす可能性がどんどん高まると言えます。
上から順番に最重要な項目になりますので必ずチェックしておいてください。
1 自分の口座で運用出来るか?
人に資金を預けてしまうという時点でリスクは非常に高まります。
2 証券会社の信頼性は高いか?
その国の金融ライセンスをしっかり持っているか(ライセンスを取ることが厳しい国が良い)
証券会社の運営歴が長いか?(少なくとも5年以上は欲しい)
スプレッドが広すぎないか?(スプレッドは1PIPS以下が望ましい。固定スプレッドは呑み業者の可能性大なので論外)
3 資金が分別管理されているか?
証券会社が潰れても資金がなくならない分別管理(大手銀行などで別で管理されている)されているか?
4 透明性が高いスキームか?
ブラックボックスである部分が少ない。
出来ればMAMが良いがPAMMでも透明性が高いかどうか?
全取引が見れる、いつでも運用が止められるなど。
5 トレーダーの実力は本物か?
トレーダーの運用履歴を少なくとも1年以上は欲しい。
運用履歴が偽造でないか調べる必要がある(MY-FX-BOOKの履歴など偽造できない履歴が良い)
もしくは動画で過去のトレードなどを見れるか。
目の前でパソコンの口座履歴を見せてくれるか?(紙やデータでなく実際のリアルな口座履歴)
6 トレーダーの手法のチェック
トレーダーの手法はあまりポジションを長く持たない手法か?(あまり長いと大きな含み損をかかえる可能性がある)
しっかりと裁量で通用するトレード方法か?
7 どこで運用ストップするのか?
ドローダウンがあったとき、どこで運用ストップするなどルールがあるか?
ルールがない場合は資金がすべてなくなるまで運用される可能性がある。
大まかにお話していけば、FXで不労所得を得ようと思った場合、このあたりがチェックポイントになります。
ここに挙げたチェックポイントは偽物の詐欺師たちが突っ込まれると嫌なポイントです。ですので、このチェックポイントを突っ込んでいけばなんらかしら答えれなかったり、言葉を濁すポイントにもなります。