実際にFXでトレードを始める前に知っておくべきこと
ここではFXトレードに臨むにあたって最低限知っておくべきことをお伝えしていきます。
実践的にFXを前に知っておくべき勝率と資金のバランスについて
FXでトレードを行っていくときにまず、知っておかなければならないことは、勝率100%の手法はないということです。
はじめてFXに取り組む方は負けたくないという思いから、出来るだけ勝率を上げることを考えてトレードしていきます。
しかし!
利益を上げていくために重要なことは勝率ではありません。
『勝率』と『リスク・リターン(リスク・リワード)』のバランスが重要になります。
勝率が50%でもリスク:リワードの比率が1:2、つまり1のリスクで2のリターンを取りにいくことが出来れば十分利益を獲得していくことが出来ます。
極端に言えば、勝率が10%でも1回で獲得出来る利益が大きければトータルで勝つことが出来ます。
まずは、これを知っておいてください。
次に、知っておくべきポイントとして、FXトレードを行う方で多いのは
「いかに多くの回数トレードをするか?」
だったり、
「エントリーしていないと落ち着かない」
といったいわゆる“ポジポジ病”にかかってしまうことです。
これはつまり、トレードを楽しんでしまっているということであり、その時点で本来の目的である『トータルで資金を稼いでいく』ということを忘れてしまっています。
FXトレードを実際に行う上では『トータルで資金を稼いでいく』ために、
『勝率』と『リスク・リターン(リスク・リワード)のバランスを取っていく』
という意識を常に持ちましょう。
そもそもFXとはどのような仕組みなのか?
まず、そもそも FXとは何なのかよくわからない、という方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明します。
FXとは
のことです。
ドルやユーロ、ポンドなどの海外の通貨を売り買いすることによって、利益と損失が発生する取引のことになります。
もう少し詳しくお話すると、為替相場が「1ドル=120円」のときに12万円を1,000ドルに交換します。
その後、さらに相場が円安に進み「1ドル=130円」になった場合、持っていた 1,000ドルを円に戻すことで13万円を得ることができ、1万円を得したことになります。
もちろん、円高に進んだ場合はこれと逆の仕組みが働き、損をすることになります。
このように2つの通貨を売買して、為替レートが動いたときに差額が利益もしくは損失になるというのが基本的なFXの仕組みになります。
FXトレードを行う上でのメリット・デメリット
FXは株や先物取引と比べて大きな違いが2つあります。
1つ目はFXは24時間トレード出来るということです。
24時間トレード出来るため、忙しい方でも好きな時間に取引することが可能です。
2つ目はレバレッジをかけることが出来るということです。
レバレッジとはてこ(レバー、lever)の作用のことで、少額の資金を証拠金として利用し大きな取引を行うことが出来る仕組みです。
レバレッジを大きくすることによって少額から大きな収益を獲得することが可能です。しかし、その分リスクが大きくなるため損失も大きくなります。
FXは24時間いつでも取引できるのが大きな利点なのですが、その分勝てない相場でトレードをしたり、仕事中に気になって本業に支障が出ないように取引を行ってくださいね。