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マルチタイムフレーム分析を取り入れ、FXの相場を判断するには?

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FXトレードを行っている方は、日々相場に翻弄されていると思います。中でも相場がどちらに動くかというのを予測することは至難の技です。経済アナリストなども日々予測していますが、なかなか当てるのは難しいですよね。

 

ただ、完全な予測は難しくても、一定の確率で考えていくことは可能です。その中の一つの考え方としてマルチタイムフレーム分析についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

マルチタイムフレーム分析とは?

 

相場を分析するときに、異なる時間足を見て、エントリーポイントを考えていく方法です。基本的な考え方としては、自分がエントリーを行う時間足よりも長期足を見ながら、大きな相場の流れを判断していきます。

 

例えば、こちらはEUR/USD(ユーロドル)の30分足になります。

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自分が30分足をメインとしてトレードしようと考えていた場合、これを見てどのように判断しますか?

 

30分足で見ると現在下降トレンドであるかな?と判断出来ますが、本当に下降トレンドの中にいるかは30分足を見ただけではわかりません。

 

ですので、上位足である4時間足を見ていきましょう。

 

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4時間足で見てもきれいな下降トレンドです。ですので、先程30分足で考えていた下降トレンドの中にいると判断できます。

 

次に、さらに上位足の週足を見ていきましょう。

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このように、週足に注目してみると、下降トレンドの中であることは変わりませんが、節目に来ているのが分かります。

 

ですので、考え方としては、30分足で押し目を見て売りで入る場合、大きな週足の流れで節目に来ているため、一度下降トレンドから反発する可能性があり、大きな下降トレンドであったとしても、あまり長く持つことが出来ない売りポジションと考える事ができます。

 

逆に30分足で買いで入る場合、週足の節目であることを考えると一度は反発することが期待出来、うまく反発すれば30分足で長く持てるポジションと判断出来ます。

 

 

マルチタイムフレーム分析とはこのように、自分がエントリーする足よりも上位足を見ながら判断していく考え方になります。ただ、たくさん足を見ていくと困惑することもありますので、上位足に切り替えてサポートやレジスタンスの節目を意識していくとトレードしやすくなります。

 

 

マルチタイムフレームを分析してトレードするには?

 

マルチタイムフレームを応用してトレードする場合、どのような考え方を使っていけば良いか?ということですが、大枠の考え方としては、上位足の流れを意識しながら、短期足を決定していくのが最も使いやすいでしょう。

 

 

日足で上昇トレンドで、30分足で下降トレンド。この相場で売りで入る場合

 

この場合、日足レベルで上昇トレンドなのですから、長期的に見て上昇していく可能性が高いという判断になり、(もちろん相場の節目によっては下降やレンジに転換することもあります。)ここで売りで入ることは30分足では順張りになっても日足で考えると逆張りになるということです。

 

ですので、順張りをしているつもりでも逆張りを行っている可能性が高くなるため、あまり長くもちたくないポジションと考えます。

 

 

日足で上昇トレンドで、30分足で上昇トレンド。この相場の押し目で買いで入る場合

 

 

この場合、日足、30分足共にトレンドに沿ったエントリーとなるため、強気で持つことが出来るポジションです。そして、直近のサポート・レジスタンスがあまりない場合はさらに強気で持つことが出来ます。逆に日足レベルで近くにサポート・レジスタンスがある場合は反発が考えられるので、節目で注視して見ていく必要があります。

 

 

このようにマルチタイムフレームを取り入れて分析することでより相場の分析の幅が広がります。多くのプロトレーダーはこの時間足の概念をしっかり取り入れてトレードしていますので、是非参考にしてみてください。

 

 

 

マルチタイムフレームをさらに応用してトレードするには?

 

 

ここまで自分がメインでエントリーする時間足でトレードする場合、その上の上位足を見て判断していくということをお伝えしました。

 

これにプラスさらに応用していくのであれば、短期足を見て細かい相場の動きを見ていくと利確すべきところなどが判断しやすくなります。

 

相場の動きは、海の波のように急に変わったりすることが多々ありますので、このあたりの判断を短期足を見て判断していきます。

 

例えば、30分足メインでエントリーして、その後、相場がサポート・レジスタンスにぶつかったとき、5分足や1分足でこのサポート・レジスタンスで反発するのか、抜けていくのかを細かく判断していきます。

 

1分足や5分足など細かい足を見ていくと、今買いが優勢なのか、売りが優勢なのかの判断がわかりやすくなります。

 

例えば、相場がサポートにぶつかり、すんなり抜けていった場合は、抜けた方向の圧力が強いと考えられますし、逆になかなか抜けず、レンジを作り、相場が切り下がるような動きが見られれば反発する可能性が高くなっていきます。

 

 

このあたりに着目してトレードしていくとよりシビアに相場を見ていくことが出来ます。

 

まとめ

 

 

マルチタイムフレームは自分がエントリーするメインの足よりも長期足を見て、大まかな相場の流れを頭に入れつつ、細かい相場の分析を行っていくという考え方でした。

 

そして、大きな足の流れとメインの足の流れが同じであれば強気で入れますし、逆行していれば、大きな足の流れをかなり意識しておく必要があります。

 

さらに応用編として、短期足を見ていくことで細かい相場の動きを判断出来るようになっていきます。

 

これがマルチタイムフレームの考え方です。ぜひ意識して今後のトレードに取り入れてもらえればと思います。